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by luchino001
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火鼠の皮衣

 近頃、建材などで使用されている素材アスベストによる被害が大きく報道されている。

 アスベストは「永遠不滅の」という意味のギリシャ語に由来し、火にくべても燃えない強い耐火性を持つ鉱物繊維である。
 竹取物語でかぐや姫が結婚の条件に取り上げた『火鼠の皮衣』はアスベストのことを差し6世紀頃から東西を問わず使用されていたといわれる。

 スレートや外壁材、耐火被覆として大量に使用されているのでこれからも中皮腫などの病気に罹る人はなくならないはずで、早急に対策を取ることが必要だ。
 阪神大震災のときには、地震による倒壊や解体工事によって大量のアスベストが撒き散らされたため、これから20年後、神戸で中皮腫患者が大量発生する可能性がある。
 地震当時に神戸の長田区に住んでた友達がちょっと心配。

 ひとつ気になるのは、今更になってマスコミが問題視して取り上げる報道の遅さである。
 アスベストの危険性は数十年も前から建設業界では広く知られており、一般にもそれなりに知られていたが、まさか未だにそれが使用されていると知らなかった人は多いのではないだろうか。
 政府の対策が遅いのはいつものことだが、今まで控えめな報道しかされてこなかったのは、CMや広告などのスポンサーである建材・機械業界のメーカーに配慮して控えていたことが考えられる。
 それが、メーカーであるクボタの発表によって報道が解禁となったのだと思う。
 ていうか、報道せざるを得なくなってしまったという方が正しいかも。
 クボタがやらなければ、アスベストの被害の現状が世間に伝わるのは何年も先になっていただろう。
 そのことを考えると少し恐くなる。
 マスコミが知っていても世の中に伝えないこんな事例は、きっと山ほどあるはずだ。

 これからテレビや新聞による企業への攻撃が激しくなるかもしれない。
 だが、責任があるのは建材・機械メーカーや政府だけでなく、それを十分に伝えてこなかったマスコミも同罪だと僕は思う。

関連 それでも地球は回る アスベスト、原則禁止から全面禁止へ 厚労省
    アスベスト訴訟

修正
wikipediaによると、アスベストは古代エジプトではミイラを包む布として、古代ローマではランプの芯として使われていたそうなので、『6世紀頃から東西を問わず使用されていた』と書いたのは誤りです。2000年以上前から使われていたことになります。
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by luchino001 | 2005-07-10 17:10 | テレビ・時事・ニュース