書き忘れていたこと
2006年 03月 06日
トリノオリンピックに夢中でこの事件について書きそびれていたことをいくつか。
その1
滋賀の長浜園児殺害事件には驚いた。
僕自身、3ヵ月ほどではあるけれども仕事の関係で長浜市に暮らしていたことがある。
雪は多いが琵琶湖と歴史を感じさせる町並みが美しく、非常に暮らしやすい町だったが、こんな痛ましい事件によってあの町を思い出すことになり、少々複雑な気分になってしまった。
テレ朝系列のお昼の番組には反吐が出る。
あの番組は主婦をマインドコントロールするのに躍起になっているんじゃないか。
ニュース23よりもさらに偏った内容にはうんざり。
あの番組では『政府と大企業は常に悪で、一般人はみんな善良で弱い被害者』『日本はアジアから孤立している』というメッセージが毎日流されている。
作家のなかにし礼氏がこの事件について、語っていたことに心底憤りを感じた。
被害者の両親にとってあまりにも気の毒な事件だが、もう起きてしまったことだから仕方がない。
それより、地域の人間は中国人である犯人を、外国人なのだからもっと配慮して接するべきだった。
ここまで追い詰めてしまうなんて、日本人はなんと外国人に冷たいのか。
外国人の方の気持ちをもっと考えるべきだ。
以上のような内容を言っていたのだが、何でそういう発想になってしまうのか分からない。
彼は長浜で加害者と被害者家族、幼稚園の関係を少しでも見たことがあるんだろうか。
そもそも原因に彼女の国籍が関係していたと断定はまだできない。
長浜市の周囲の人間が外国人に無理解で冷たいなんて憶測に過ぎないことをテレビで発言するのは信じられない。
だいたい日本人は彼が言うほど外国人に冷たいと僕は思っていない。
むしろ気を使っている人の方が多いんじゃないか。
欧米であればもっと理不尽な経験をうけることが多いはずだ。
それでも海外で暮らす以上、日本でも軋轢はあるだろう。
だからといっていちいちそれら全てを現地の人や制度のせいにするのなら、その人は海外に出るべきではないと思う。
その2
メタンハイドレードが新潟県沖で採取されたというニュース。
メタンハイドレードとは、海底でメタンガスがシャーベット状に固形化されたもので『燃える氷』ともいわれている。
1㎥のメタンハイドレードを分解すると、水0.8㎥とメタンガス約172㎥(大気圧下、0℃)が得られ、試算によると国内で、7.4兆m3が埋蔵されているとのこと(この数字は僕が見た資料によって多少のバラツキはあるものの、とにかくメタンを大量に生産できるということです)。
これは、1999年度国内の天然ガス消費量の約100年分に相当し、非常に有望視されている資源である。
しかし、現在の技術では生産コストが非常に高く、採算ラインに乗らないのでまだまだ実用化には程遠い。
環境的にも非常にリスクが高い。
海底温度が上昇すると、海底に眠るメタンハイドレードが一挙に噴出し、海中の酸素と結びつき、海が酸欠状態になる恐れがある。
また、大量に大気中に噴出した場合、地球温暖化に深刻な影響を与えてしまう可能性も否定できず、取り扱いにかなりの危険を孕んでいる。
どうやら竹島や東シナ海付近にも眠っている可能性があるらしく、中韓両国もその辺を当然意識しており、領土問題についてはそういう側面からも考える必要があるようだ。
人の手に余るものなので手を出さない方がいいんじゃないかなと僕は思うが、中国が調査と生産を進めるのは当然なので、日本としても研究を進めざるを得ない。
エネルギー問題を解決させうる力を持つ一方で、いろいろな意味において厄介な物質です。
どうなるんでしょうね。
参考 EICネット
Wikipedia メタンハイドレード
その1
滋賀の長浜園児殺害事件には驚いた。
僕自身、3ヵ月ほどではあるけれども仕事の関係で長浜市に暮らしていたことがある。
雪は多いが琵琶湖と歴史を感じさせる町並みが美しく、非常に暮らしやすい町だったが、こんな痛ましい事件によってあの町を思い出すことになり、少々複雑な気分になってしまった。
テレ朝系列のお昼の番組には反吐が出る。
あの番組は主婦をマインドコントロールするのに躍起になっているんじゃないか。
ニュース23よりもさらに偏った内容にはうんざり。
あの番組では『政府と大企業は常に悪で、一般人はみんな善良で弱い被害者』『日本はアジアから孤立している』というメッセージが毎日流されている。
作家のなかにし礼氏がこの事件について、語っていたことに心底憤りを感じた。
被害者の両親にとってあまりにも気の毒な事件だが、もう起きてしまったことだから仕方がない。
それより、地域の人間は中国人である犯人を、外国人なのだからもっと配慮して接するべきだった。
ここまで追い詰めてしまうなんて、日本人はなんと外国人に冷たいのか。
外国人の方の気持ちをもっと考えるべきだ。
以上のような内容を言っていたのだが、何でそういう発想になってしまうのか分からない。
彼は長浜で加害者と被害者家族、幼稚園の関係を少しでも見たことがあるんだろうか。
そもそも原因に彼女の国籍が関係していたと断定はまだできない。
長浜市の周囲の人間が外国人に無理解で冷たいなんて憶測に過ぎないことをテレビで発言するのは信じられない。
だいたい日本人は彼が言うほど外国人に冷たいと僕は思っていない。
むしろ気を使っている人の方が多いんじゃないか。
欧米であればもっと理不尽な経験をうけることが多いはずだ。
それでも海外で暮らす以上、日本でも軋轢はあるだろう。
だからといっていちいちそれら全てを現地の人や制度のせいにするのなら、その人は海外に出るべきではないと思う。
その2
メタンハイドレードが新潟県沖で採取されたというニュース。
メタンハイドレードとは、海底でメタンガスがシャーベット状に固形化されたもので『燃える氷』ともいわれている。
1㎥のメタンハイドレードを分解すると、水0.8㎥とメタンガス約172㎥(大気圧下、0℃)が得られ、試算によると国内で、7.4兆m3が埋蔵されているとのこと(この数字は僕が見た資料によって多少のバラツキはあるものの、とにかくメタンを大量に生産できるということです)。
これは、1999年度国内の天然ガス消費量の約100年分に相当し、非常に有望視されている資源である。
しかし、現在の技術では生産コストが非常に高く、採算ラインに乗らないのでまだまだ実用化には程遠い。
環境的にも非常にリスクが高い。
海底温度が上昇すると、海底に眠るメタンハイドレードが一挙に噴出し、海中の酸素と結びつき、海が酸欠状態になる恐れがある。
また、大量に大気中に噴出した場合、地球温暖化に深刻な影響を与えてしまう可能性も否定できず、取り扱いにかなりの危険を孕んでいる。
どうやら竹島や東シナ海付近にも眠っている可能性があるらしく、中韓両国もその辺を当然意識しており、領土問題についてはそういう側面からも考える必要があるようだ。
人の手に余るものなので手を出さない方がいいんじゃないかなと僕は思うが、中国が調査と生産を進めるのは当然なので、日本としても研究を進めざるを得ない。
エネルギー問題を解決させうる力を持つ一方で、いろいろな意味において厄介な物質です。
どうなるんでしょうね。
参考 EICネット
Wikipedia メタンハイドレード
by luchino001
| 2006-03-06 13:25
| テレビ・時事・ニュース