だらだらと書いてます。


by luchino001
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金融大量破壊兵器

 近頃、よく報道される金融関連のニュースに付いていけなくて、マズイと思い色々と金融用語を調べてみたのだが、金融工学だのレバレッジだのデリバティブだの知れば知るほど無茶苦茶な内容で驚いた。あんなのはただのネズミ講や博打ではないか。
 それらの金融用語のなかでも、いわゆるクレジット・デリバティブ(企業の債務不履行リスクを取引する金融派生商品)の一種の『クレジット・ディフォルト・スワップ(CDS)』というものは、金融大量破壊兵器、核のボタンに匹敵する、などと一部では言われている。

 CDSについて自分では上手く説明できないので、田原総一郎氏のコラムの一部を引用します。

 さらには「CDS(Credit Default Swap)」というデリバティブ(金融派生商品)がある。これは説明すらうまくできない。与謝野馨経済財政担当大臣が、「CDS」とは何かということについて、うまく説明してくれた。それを僕なりに解釈して説明しよう。

 4人でマージャンをする。例えば、与謝野馨さんの後ろにAさんが来て、「僕は与謝野につく」と言って、なにがしかの金を与謝野さんに出す。与謝野さんが勝てばいいが、負けて損をしたら、Aさんも損をする。するとAさんは別の人Bさんに与謝野さんが負けたときの保障をしてもらうためにいくらか払っておく。Bさんは与謝野さんが負けたときにその保障をしなければならないので、今度は別のCさんに、その保障をしてもらうためにいくらかお金を払う。さらにそえれぞれの後ろに10人・50人・100人と何重にもなって、たくさんの人が別の人の保障をするために関わる。

 たくさんの人が関わることで、一見、損失リスクは分散して、いいように思える。だが、さらにこれにレバレッジがかかり巨額なお金が保障されることになってしまった。また、あまりに複雑に保障しあっているものだから、「だれが負けたときに、どのお金をだれが保証するか」がわからなくなってしまったのが今の状態なのだ。この参加者のうち、だれかがお金を払えないとなると、連鎖的に別の人も払えなくなる。これが企業間で起こると連鎖倒産になる。こうなるとどうしようもない。

 CDSの市場は6000兆円とも言われている。日本のGDPは約560兆円。世界中のGDPを合計しても5000兆円と言われている。ところがCDSだけで6000兆。これはとんでもない話だ。でかい金がやりとりされているが、本当は金がない。からっぽの金でやりとりされている。


 ちなみにソフトバンクがCDSの相場で異常な数値の高さを示しているらしい。
 CDSの数値が高いということは、潰れる可能性も高いということと捉えるのが自然だが、どうなんだろう?
 WikipediaでもこのCDSの問題点が大きく書かれてあるので、興味を持たれた方は是非一読を。
 CDSを検索するとどこもヤバイことしか書かれていないので背筋が寒くなる。
 世界中のGDPを合計しても届かない6000兆円のCDS市場が弾けたらどうなってしまうのか?
 こんな出鱈目がろくに規制もされず野放しにされていたことが信じられないが、それと同時に、何ができるわけでもないけど、それを知ろうともしていなかった自分にも腹が立つ。
 金融危機がそう簡単に解決しそうにないことはどうやら確実なようです・・・。

関連 CDSで加速する金融崩壊(田中宇の国際ニュース解説)
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by luchino001 | 2008-11-03 14:12 | テレビ・時事・ニュース