だらだらと書いてます。


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カテゴリ:音楽・本・映画( 31 )

奪われる日本

 You Tubeで興味深い映像を見つけた。
『拒否できない日本』導入部分
『拒否できない日本』1
『拒否できない日本』2

 『奪われる日本』の著者関岡英之氏の対談。
 この本はやや陰謀論に傾いていると認識した上で読んだ方が良いが、それを差し引いても価値ある一冊である。
 中国や朝鮮半島、それから国内の親中国、親韓国の人間に対する批判を繰り返すだけの連中や靖国礼賛だけで国士を気取っている連中はアホだなと思う。
 中国批判も良いが、保守を名乗る人間が目を向けるべきもっと大きくて深刻な問題は別のところにある。
 知らない間に現状は恐ろしいことになっているのかもしれない。

 本当の危機・売国奴は誰なのか。
 構造改革とはアメリカの年次改革要望書に沿った、日本ではなくアメリカの、それもピラミッドの頂上に位置する一握りの人間のための改革のことだと一度疑ってみる必要があるんじゃないだろうか。
 この問題に関してマスコミの黙殺が徹底していて、かえってより不気味だ。
 仮に自分の力不足によって奪われることは渋々と受け入れるとしても、何も気づかずに騙されることだけは絶対に我慢がならない。

奪われる日本
関岡 英之





アメリカの日本改造計画―マスコミが書けない「日米論」
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by luchino001 | 2007-06-20 00:43 | 音楽・本・映画
ニュー・ムーン
エリオット・スミス




 エリオット・スミスの未発表作品集『New Moon』が15日に発売された。
 彼が自殺してもうすぐ4年になる。
 マット・デイモン、ベン・アフレックのコンビの映画『グッド・ウィル・ハンティング』で、当時インディーズのフォークロック歌手だった彼に監督のガス・ヴァン・サントから思わぬ熱烈なラブコールを受け楽曲提供し、その結果アカデミー賞のノミネートまで受けてしまった。
 そこから一挙に、音楽性への高い評価と人気を得ることになったのだが。
 それは果たして彼にとって本当に良かったことなのだろうか。
 世間に知られることなく、場末のバーの片隅でギターを弾きながらボソボソと歌っていた方が彼には合っていたのかもしれないと思うと少し複雑な気分になる。
 ガラス細工のように繊細で美しいメロディと囁くような歌声を新たに聴けるのもこれが最後だが、彼の音楽を僕は飽きもせずに一生聴き続けることになるのだろう。
 
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by luchino001 | 2007-06-18 03:39 | 音楽・本・映画

天空の城 ラピュタ

 昨日、テレビで『天空の城 ラピュタ』を観た。
 5年ぶりに観たけれども、何度観ても面白い。
 日本のアニメは世界を席巻しているらしい。
 現代のアニメは絵は綺麗だし、愛も友情も戦いも闇もある。
 当然面白いし、僕も好きだったりするのだが、宮崎駿を超える人材はおそらくまだ出てきていない。
 宮崎アニメとその他の日本のアニメとの違いは何だろうと考えてみると、それは『希望』があるか、そうでないか、ではないか。
 今の日本のアニメに全くないとまでは言わないが、宮崎駿と比べるとそこに向けられる視線はやはり弱いように思えるのだ。
 愛や友情や戦いや闇はしっかりとあるのだけど・・・。
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by luchino001 | 2007-06-17 03:21 | 音楽・本・映画

木村カエラ、Salyu

木村カエラ『Scratch』
Scratch (初回限定盤)(DVD付)




 発売から数週間経ってようやく聴けたわけだが、少し肩透かしを食らったような印象を持った。
 僕が期待しすぎていたせいもあるのだろう。
 良いアルバムではあるけれど凄いアルバムではなかったという感じ。
 『TREE CLIMBER』や『Magic Music』は名曲だと思うし、その他の曲も悪くないのだが、全体的にポップすぎる印象を持った。
 こういう作りの方が一般受けするし売れるんだろうけれども、周りのサポートメンバーが強者揃いなのだからもっと冒険して欲しかった。
 もっとゴリゴリにへヴィなものやサビがはっきりしないポストロック的な曲であっても、木村カエラが歌えばポップソングになりうると思うのだ。
 それにしても音の方はさすが、である。
 ベースに元ナンバーガールの中尾憲太郎が参加しているのにはビックリした。

 このアルバムが最高到達点ではないと思いたい。
 木村カエラならもっと凄いアルバムが作れるはず。


Salyu『TERMINAL』
TERMINAL




 シングル曲『プラットホーム』でこの人を知ったのだが、この声は文化遺産にしてもいいくらい感動する。
 いい曲もあるが、アルバム全体としては残念ながら前作の方が良い。
 およそ半数の曲は作詞に一青窈が参加していて、それがどうしようもないのだ。
 余りに直接的で薄っぺらな言葉選びが僕好みではない。
 「会いたい」だの「kissしよ」だの、もういいって。
 ラブソングは嫌いではないけれども、独り善がりの寂しがりにはうんざりする、歌でも現実でも。
 インタビューを読む限りではSalyu本人も一青窈の歌詞を気に入っているようだから、不倫作詞作曲チームは続くのかな・・・・。
 この声をもってすればビョークやPJハーヴェイのような存在になりうると思うのだが、本人は孤高のカリスマではなくポップスターを目指しているみたいだからそれはないか。
 小林武史に独占させるには惜しい歌声だとつくづく思うのはきっと僕だけではないだろう。
 辛口になってしまったけど諦めずに今後も期待して聴きたい。
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by luchino001 | 2007-03-01 02:03 | 音楽・本・映画

木村カエラ『Snowdome』

Snowdome(初回限定盤)(DVD付)




 木村カエラはセブンティーンの元モデルという経歴を持つアーティストだが、所詮はアイドルとナメてはいけない。
 その音楽性は意外にも高い。
 曲のメロディが複雑でアレンジも面白く、作家的気質がある。
 それなのに不思議とポップである。
 歌詞は表現したいこと、伝えたいことが書かれ、一瞬ハッとさせられる時がある。
 声は新曲をリリースする度に透明度が増している。
 つまり、彼女はアイドルではなくアーティストである。
 そして、アイドルではないけれど勿論かわいい。

 かくいう僕も、けっ、モデル上がりかよ!と思って聴かないでいたのだが、偶然ラジオで彼女の曲を耳にしたときにその印象は覆された。
 アルバムタイトルでもある曲『Circle』がそれなのだが、クラムボンのミトによって作曲され、全パートにわたって英語詞と四つ打ちビートが鼓動を打つこの曲は、ダフトパンク、もしくはアンダーワールド、いやスーパーカーか!?と色々思わせる曲の盛り上がりで、部屋をダンスフロアに一変させてしまう威力を持つ。
 この曲からほとばしる本物感は優れたサポートと本人のセンスがないと出てこない。
 これでショックを受けて以来、彼女の音楽がリリースされる度に聴いているが、リリースを重ねるごとにいい感じで成長しているようだ。

 今回の新曲はいつもの木村カエラのような歌詞を載せるのに頭を悩ませそうな独特のねじれたメロディではなく、彼女にしては珍しいシンプルで甘酸っぱく切ない曲に仕上がっているが、何といっても彼女のキャリア中最も透明度の高いヴォーカルが最高に魅力的な作品だと思う。
 どこまでも澄み切った透明な歌声は三十男の心にまで深く染み込んでしまった。
 恐るべし。
 アルバムは買うしかないな。
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by luchino001 | 2007-01-26 02:45 | 音楽・本・映画

チェーザレ・ボルジア

 あまりに感動したのでマンガを一つ紹介します。

 『チェーザレ 破壊の創造者』 惣領冬実 講談社
チェーザレ破壊の創造者 1 (1)






チェーザレ破壊の創造者 2 (2)






 ルネッサンス時代の英雄チェーザレ・ボルジアの生涯を描いた伝記モノ。
 チェーザレ・ボルジアはいわゆる夭折の天才で、その才能と冷酷さによりマキャヴェッリから理想の君主像として取り上げられた人物である。
 日本でいう織田信長のような存在だろうか。
 
 作品についてだが、まず、本の装丁が美しい。
 帯が付いていなければ一見しても漫画とは思えない。
 そして絵は、意図的に動きや速度をあまり感じさせない描き方で描かれ、いかにも絵画的な感じである。
 明暗の感覚が絶妙で、夜では蝋燭の仄かな明かりに照らされたかのような様子を思わせる建物内部の繊細な闇に感心してしまった。
 もはやこれは谷崎潤一郎並(嘘)。
 建築空間の豊かさは形よりも光や陰影と深い関係があるのだが、どうやらこの人はそれが分かっているらしい。
 少し脱線するが、日本の時代劇にいまいちリアリティを感じられないのは、照明が明るすぎるからだと思う。
 庇と縁側、障子によって室内に入る光の量をコントロールされた日本の家屋があんなに明るいわけが無いのだ。
 
 そして作品中に描かれた建築に注目!
 外観、内部共緻密に書き込まれており、建築史を学んだ人間が見ても勉強になる。
 インテリアの装飾の書き込みは半端じゃない。
 時代考証も徹底されていて、その時代の服装・生活様式・文化・社会事情が詳細に描かれており、ルネッサンス世界が完璧に作り上げられている。
 ミケランジェロの『最後の審判』『天地創造』が描かれていない頃のシスティーナ礼拝堂の天井には星が描かれていたのはちょっとした驚きだった。

 ストーリーは無論面白くないはずがない。 
 狂言回しの役回りのアンジェロが読者と世界観を共有させる手法は上手い。
 チェーザレは勿論だが、彼に影の如く付き従うミゲルの何と魅力的なことか。
 ミゲルがユダヤ人という設定も面白い。
 ドロドロの妹や弟との関係もどう描かれていくのか楽しみだ。
 あぁ、新刊が待ち遠しい。 

 氏がこの作品に掛けた時間と労力と情熱がいかに凄まじいかが伝わってくる。
 気迫とプライドがこれでもかと注ぎ込まれた渾身の作品です。
 単行本の価格が780円でも、刊行ペースが遅くても、文句は一切なし。
 大人が読むべき本物といって間違いないでしょう。

 関連 惣領冬実ホームページ
     wikipedia チェーザレ・ボルジア
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by luchino001 | 2006-11-05 02:18 | 音楽・本・映画

かもめ食堂

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 やーっと『かもめ食堂』を観ることができた。
 京都シネマで3月からずっと公開が続いていたこの作品も、今週の金曜日で遂に終わる。
 滑り込みで行ったわけだが、映画館に入ってみると客席は8割方埋まっていた。
 公開を続ければまだまだお客は入りそうだ。
 これほどのロングランは『アメリ』以来のはず。
 観に行っておいて良かった。

 映画を見た感想だが、久しぶりに満足できた。
 北欧の街ヘルシンキのとある食堂で淡々と日常が映し出されていく。
 ゆったりとしていて、でも退屈なわけでもなく、羨ましくなるくらい理想的な生活。
 誰しも一度はあんな生活を送ってみたいと憧れずにいられないだろう。

 「いいですね、したいことができて」と、もたいまさこが言うと、「いえいえ、したくないことをしないだけなんです」みたいなことを小林聡美が答えたのがとても印象に残った。

 小林聡美はよかった。
 演技はもちろんうまい。
 でもこんなに綺麗な人だったっけ?
 片桐はいりの、あの存在感は貴重。
 ヘルシンキの街も魅力的で、絶対にフィンランドへ旅をすると決意しました。

 おにぎり。
 焼き鮭。
 肉じゃが。
 シナモンロール。
 豚のしょうが焼き。
 天ぷら。
 いやーどれも本当においしそうで、観終わった時は何と腹が減っていたことか。
 日本食っていいなぁ。


追記
「いえいえ、したくないことをしないだけなんです」と書いたが、「やりたくないことは、やらないだけなんです」が正しいようです。

関連
「かもめ食堂」オフィシャルブログ
小人閑居日記
スウェーデン織りのアトリエから
☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!
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by luchino001 | 2006-07-10 01:57 | 音楽・本・映画
 CD屋でCocco、SONIC YOUTH、木村カエラ、宇多田ヒカルのうちどれを購入するか散々迷った挙句、選んだのがコレです。



 

ULTRA BLUE




 え、ベタだって!?
 まあいいじゃないですか。
 あ、よく考えたら他もベタやなぁ。

 たぶん宇多田ヒカルとして売上げは過去最低なんだろうけど、作品としてはこれが最高傑作だと思う。
 好きじゃない曲もあるけど、それを差し引いても凄いアルバムだと言える。
 この人がインストゥルメンタルのアルバムを作ったらなかなか面白いものができそうな気がした。

 大きな曲展開、プログラミングの多用、色んな意味で複雑な歌詞。
 作り込んでいるのにそんな感じはなく、電子音が刺々しくもなく素直に耳に入ってくる。
 何なんだこれは。
 もう完全にR&Bではなくなった。ワンアンドオンリーな音楽。
 ポップさを失わずにここまで独創的なものを作れる人はなかなかいない。
 タワレコの店頭で『商業芸術!』と熱いコメントが書かれていたけれど、まさにそんな感じ。
 天才です。
 
 そういやあれだけCoccoのことについて書いていたのに、まだCDを聴いてないなぁ・・・・・。
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by luchino001 | 2006-07-08 00:19 | 音楽・本・映画

Coccoの想い事

 Coccoのネタばかりですいません。

 毎日新聞上で連載されているCoccoのエッセイを読んだ。
 『想い事。』というタイトルで毎月第一月曜日に掲載されている。

 やっぱり世間に思われているようなトラウマ少女なんかではなかった。
 いや、ではなくなった、という方が正しいのかもしれない。
 沖縄や戦争、米軍基地について書かれていて、頭の中がお花畑の自称・平和主義者が喜ぶような内容なの?と疑う人もいるかと思うが、そんなことはないのでご安心を。
 沖縄、基地、平和について考えているけどお花畑じゃなく、沖縄に住む当事者としての視点で書かれていて、単細胞な社民党の連中とは根本的に違っている。

 6月の記事はこちらで読めるので興味のある方はどうぞ。
 5月に書かれた記事を貼っておきます。


想い事。

あまり知られていないが
ジュゴンの見える丘という
美しい場所が沖縄には在る。

実際、ジュゴンを見たという
そんな人には
会ったことがないけれど
それでも私は
歩く力を失くした時
何度かその丘に立って
ジュゴンを待った。

普天間基地の移設に伴い
沿岸だろうと沖合だろうと
その丘の向こうに
ヘリポートが建設されれば
私たちはまた一つ景色を失う。

そもそも度重なる環境破壊や
水質汚濁によって
ジュゴンが帰ってくることなど
もう無いのだろうと
覚悟はできていたはずなのに
最後の細い祈りが
断たれた気がして、泣いた。

私は基地のない沖縄を知らない。
生まれる前から
基地はもうそこに在った。
人生において
あの人と出会っていなければ
私は今、
存在していなかっただろう
という出会いは幾つかある。
その人が、その一人だった。

“愛してる”だけじゃ
届かない世界で
“愛すること”しか知らなかった
あの頃の私に、
あの出会いは絶対だった。
父親の記憶が朧げなその人は
米国軍人と沖縄人との間に
生まれたアメラジアンだった。

沖縄の人は皆、やさしい。
大抵の人は口を揃えてそう言う。
懐が深く、慈悲深い、と。

ところが私はその人の側で
愛する沖縄が容赦無く
彼に過(か)す仕打ちを見てきた。
誤解を恐れずに言うなら
基地の存在を否定することは
彼の存在を否定することだった。

それでも米国軍人による犯罪や
事件は途絶えることが無く、
沖縄が傷付けられ
虐げられてきたことも
紛れも無い事実だ。

“YES”も“NO”も
私は掲げてこなかった。
こんなの戦時中で言うなら
間違いなく非国民だ。
でも、“YES”か“NO”かを
問われることは
残酷だという事を知ってほしい。

返還とは、次の移設の始まりで
基地受入れのバトンリレーは
終らない。
どこかでまた
戦いが始まるだけのことだ。

生まれて初めて
私は、はっきりと願った。
あの出会いを失くすとしても、
あの存在を
否定することになっても。
馬鹿みたいに叫びたかった。
例えばその全てをチャラにして
能天気に鼻歌なんか歌いながら
高い高いあの空の上から
ただ“ILOVEYOU”を
掲げて。
私達の美しい島を、
“基地の無い沖縄”を見てみたいと
初めて、願った。

じゃあ次は誰が背負うの?
自分の無責任な感情と
あまりの無力さに
私は、声を上げて泣いた。
誰か助けてはくれまいか?
夢を見るにもほどがある。

私は馬鹿だ。
ぶっ殺してくれ。
毎日新聞 2006年5月1日 東京朝刊



 これを読んでCoccoに対する印象が変わった人も多いのではないかと思う。

   返還とは、次の移設の始まりで
   基地受入れのバトンリレーは
   終らない。

 上の一節を読めば、基地がどういうものなのかを知ってる人だと分かる。
 だから悩んでもいるんだが。

 今年もゴミゼロ大作戦が開催されるらしい。
 ニュース23は今年も特集するのか?
 このエッセイを読んで尚更、あのイベントとCoccoが筑紫哲也の主義主張あるいは自己満足のため利用されることに僕は我慢ならない。
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by luchino001 | 2006-06-10 00:18 | 音楽・本・映画

歌うCocco

 You TubeでCoccoの動画を発見しました。
 かなり貴重な映像もあり。

陽の照りながら雨の降る
 新曲のPVで、『誰も知らない』や『ワンダフルライフ』で知られる映画作家の是枝裕和が監督を務めている。


流星群
 『音速パンチ』のカップリング曲を歌った映像。


焼け野が原
 活動休止前では最後となったテレビ出演。
 圧倒的なパフォーマンスが反響を呼んだ。
 僕はこの放送を観たが、たしか歌い終わった後で司会の女性アナウンサーが感動のあまり泣いていた。


SINGER SONGER 「ロマンティックモード」
 2005年ロッキンオンジャパンフェスでの映像。
 CDとはアレンジが変わっていて面白い。
 岸田はギタリストとしてもやっぱりいい。


風化風葬
 沖縄限定発売(アルバム『サングローズ』収録)シングル曲のライブ映像。
 名曲です。
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by luchino001 | 2006-06-03 22:56 | 音楽・本・映画