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だらだらと書いてます。


by luchino001
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 ネット上ではそこらじゅうで取り上げられていた国籍法が遂に改正されてしまった。
 未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、DNA鑑定は必要なく父親が認知さえすれば日本国籍を取得できることになったわけだが、言うまでもなく穴だらけの法律である。
  国民新党が反対していたが、郵政のことといい、経済政策といい一番筋が通っていてブレていないのは自民党でも民主党でもなく、国民新党じゃないだろうか。もしくは共産党(笑)
 この法律改正について詳しいことは調べるのも面倒臭いので書かないが、いくつかの保守系のブログでこの法案の黒幕として公明党や民主党など主に中国・韓国寄りの人達が叩かれているが、そうなんだろうか?

 僕はこの法律改正を知った時、真っ先に思い浮かんだのは中川秀直や小池百合子の上げ潮派と呼ばれる新自由主義を信奉する連中日本経団連だった。
 なぜそう思ったかというと、彼等はどちらも『移民の受け入れ』を積極的に提言しているからだ。
 国籍法と移民受け入れは密接に関係しているのて、将来的に移民を受け入れるステップとして、移民受け入れに積極的な一部の政治家と官僚の思惑によって多くの国民が気づかぬまま静かに改正がされたのではないかと僕は思う。
 マスコミはスポンサーである経団連の顔色を伺って報道を控えたのかもしれない。
 もしもそうであれば、これはもう政治・官僚・大企業・マスコミの巨大な談合といっていいんじゃないか。

 人口減少に伴って国際競争力と労働者人口が落ちるのを防ぐためと言っているが、欧米各国が移民の受け入れによって社会的に重大な問題が次々と生み出され、事実上失敗とされているのが通説であるのに、なぜ彼等は積極的なのか、理解ができない。
 経団連が派遣労働者に変わる新たな奴隷制度を作ることで人件費のコスト削減を狙い、中川秀直氏らが大企業さえ儲かれば景気は上向きになると考えているのであれば、考え方が単純すぎて愚かとしか言いようがない。
 そこには日本人の特徴や文化、国柄というものが一切考慮されていないし、人件費を抑えれば利益が上がると算数のように考えているフシがある。
 いわゆる欧米でブルーカラーといわれる人達の創意工夫と彼等を敬い現場での裁量をある程度認める独特の方法で日本企業は伸びてきたのに、いつからモノづくりの現場を大事にしない風土になってしまったのだろう。

 もし移民受け入れが事実となったら、移民の中には高学歴で日本の技術を支えてくれる人物も少数はいるかもしれないが、殆どは低賃金の労働者としてやってくるはずだ。
 そして彼等の多くは日本社会に溶け込もうとするのではなく、同じ国の人や同じ民族が特定の地域に集まって治外法権的な社会を形成し、そこは社会問題や犯罪の温床となるだろう。
 そしてその先に生まれるのは、間違いなく差別と偏見である。
 これは日本国民・移民双方にとって不幸なことだ。
 移民で労働力が確保でき人件費が下げられたとしても、それは国際競争力の維持に繋がることは絶対にない。
 社会不安は増大して治安維持のコストは数倍になり、移民も含めた平均所得は更に下がって内需は一層冷え込むことになる。

 政治・経済での日本の指導者層がアメリカさえも手を引こうとしている金融資本主義・新自由主義的な考え方に未だにしがみつこうとしているのは非常に危険だ。
 彼等が誤りに気がついて心変わりしてくれるのを僕は心底願っている。
# by luchino001 | 2008-12-07 00:25 | テレビ・時事・ニュース

マジックアワー12

 久々のマジックアワーの写真です、というかこれはもう夜空ですね。
 そういや近頃は空を見上げる余裕もなかったなぁ・・・。


マジックアワー12_e0022983_2363365.jpg

# by luchino001 | 2008-12-03 23:11 | その他

金融大量破壊兵器

 近頃、よく報道される金融関連のニュースに付いていけなくて、マズイと思い色々と金融用語を調べてみたのだが、金融工学だのレバレッジだのデリバティブだの知れば知るほど無茶苦茶な内容で驚いた。あんなのはただのネズミ講や博打ではないか。
 それらの金融用語のなかでも、いわゆるクレジット・デリバティブ(企業の債務不履行リスクを取引する金融派生商品)の一種の『クレジット・ディフォルト・スワップ(CDS)』というものは、金融大量破壊兵器、核のボタンに匹敵する、などと一部では言われている。

 CDSについて自分では上手く説明できないので、田原総一郎氏のコラムの一部を引用します。

 さらには「CDS(Credit Default Swap)」というデリバティブ(金融派生商品)がある。これは説明すらうまくできない。与謝野馨経済財政担当大臣が、「CDS」とは何かということについて、うまく説明してくれた。それを僕なりに解釈して説明しよう。

 4人でマージャンをする。例えば、与謝野馨さんの後ろにAさんが来て、「僕は与謝野につく」と言って、なにがしかの金を与謝野さんに出す。与謝野さんが勝てばいいが、負けて損をしたら、Aさんも損をする。するとAさんは別の人Bさんに与謝野さんが負けたときの保障をしてもらうためにいくらか払っておく。Bさんは与謝野さんが負けたときにその保障をしなければならないので、今度は別のCさんに、その保障をしてもらうためにいくらかお金を払う。さらにそえれぞれの後ろに10人・50人・100人と何重にもなって、たくさんの人が別の人の保障をするために関わる。

 たくさんの人が関わることで、一見、損失リスクは分散して、いいように思える。だが、さらにこれにレバレッジがかかり巨額なお金が保障されることになってしまった。また、あまりに複雑に保障しあっているものだから、「だれが負けたときに、どのお金をだれが保証するか」がわからなくなってしまったのが今の状態なのだ。この参加者のうち、だれかがお金を払えないとなると、連鎖的に別の人も払えなくなる。これが企業間で起こると連鎖倒産になる。こうなるとどうしようもない。

 CDSの市場は6000兆円とも言われている。日本のGDPは約560兆円。世界中のGDPを合計しても5000兆円と言われている。ところがCDSだけで6000兆。これはとんでもない話だ。でかい金がやりとりされているが、本当は金がない。からっぽの金でやりとりされている。


 ちなみにソフトバンクがCDSの相場で異常な数値の高さを示しているらしい。
 CDSの数値が高いということは、潰れる可能性も高いということと捉えるのが自然だが、どうなんだろう?
 WikipediaでもこのCDSの問題点が大きく書かれてあるので、興味を持たれた方は是非一読を。
 CDSを検索するとどこもヤバイことしか書かれていないので背筋が寒くなる。
 世界中のGDPを合計しても届かない6000兆円のCDS市場が弾けたらどうなってしまうのか?
 こんな出鱈目がろくに規制もされず野放しにされていたことが信じられないが、それと同時に、何ができるわけでもないけど、それを知ろうともしていなかった自分にも腹が立つ。
 金融危機がそう簡単に解決しそうにないことはどうやら確実なようです・・・。

関連 CDSで加速する金融崩壊(田中宇の国際ニュース解説)
# by luchino001 | 2008-11-03 14:12 | テレビ・時事・ニュース
 本日、フジテレビ系列の情報番組サキヨミで、当ブログでも時々取り上げていたアメリカの対日年次改革要望書の特集が放送された。
 年次改革要望書の報道がありうるとすればNHKだと思っていたがそうではなく、対米従属型保守の産経系列のフジテレビなのがやや意外ではある。

 労働派遣法の改悪も郵政民営化も裁判員制度も、日本の国益のためではなく、アメリカの国益とアメリカ資本により高い利益を与える為に作られているこの年次改革要望書のシナリオに基づいて、改革されていったことは知っているだろうか?
 今までこの問題はマスコミで冷ややかな扱いを受けてきたが、昨今の金融危機で小泉・竹中流の構造改革の反省ムードが徐々に高まりつつあるなか、遂にその存在が大きく報道されることとなった。

 テレビで年次改革要望書というものが存在する事実を報道されたのは、非常に大きいことだが、単発で終わらずにこれからは毎年要望書が出るたびにどんな内容なのかを報道するべきだ。

 この要望書の存在を知った城内実氏は郵政民営化に最後まで反対し、郵政選挙の津波に飲み込まれ敗れて議席を失い、自民党からも追い出され、一部マスコミからは郵政族という酷い烙印まで押されたが、(純粋すぎて危うい一面もあるものの)これがきっかけで己の信念を貫いた彼の評価が飛躍的に上がってくれることを願う。

関連 『新三ログ 2008年度年次改革要望書』
# by luchino001 | 2008-10-27 00:11 | テレビ・時事・ニュース

麻生総裁誕生

 世間の予想通り、自民党総裁が麻生太郎氏に決まりました。

 つまらない結果かもしれないが、小池総裁が誕生しなくて本当に良かった。
 小泉・竹中の流れを汲む新自由主義的な経済政策がこれ以上続けば、地方は本当に崩壊してしまう。
 小池さんが地方の苦しんでいる漁民に向かって「この苦しい現状を打破するには根本から仕組みを変えなければいけないんです」とスピーチしていたのを見たときは、本当に恐ろしい人だと思わずにいられなかった。 
 麻生氏をバラマキ派と批判し、小池氏等を上げ潮派と持ち上げる特定のマスコミの偏向報道も重大な問題で、おそらく麻生さんは任期中ずっとマスコミのネガティブキャンペーンに手を焼くことになるのだろう。

 しかし自民党には、小池氏よりも観ていて嫌気の差す連中がいる。
 前回の総裁選のときに、派閥間で談合し麻生包囲網を作って福田さんを選んだ連中が、福田さんが辞任会見をしたときに彼を担ぎ上げた責任を感じている姿も一切見せず、党内の風向きが変わると、今度は主義主張が違い敵対もしていたはずの麻生さんを過去に何事もなかったかのように嬉しそうに担ぎ上げようとする姿は観ているこっちが恥ずかしくなってくる。

 『恥』や『信念』という言葉を知らないのだろうか?
 総裁が麻生さんに決定し彼等が群がっている姿を観ていると、この人達に日本を良い方向へ動かしていく能力が本当にあるのかと疑問に思わずにはいられない。


関連 城内実ブログ
 
# by luchino001 | 2008-09-23 00:34 | テレビ・時事・ニュース