だらだらと書いてます。


by luchino001
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若冲展と奥山清行

 かなり久々の更新ですが、とりあえず生きております。

 昨日は濃い一日だった。
 午前は伊藤若冲の『動植綵絵』と『釈迦三尊像』を観るために相国寺へ足を運び、午後は国際交流会館へ移動して工業デザイナーの奥山清行氏の講演を聞いた。
 そして夜は良い噂で持ちきりの『レストラン レニオン』でフレンチを楽しんだ。
 ブルターニュ産の雛鳥、旨かったです。
 こんなに理想的な休日を送ったのはいつ以来だろう?
 まあそれはいいとして、若冲展の賑わいは凄かった。
 果てしなく繋がる行列を見たときは眩暈がしたが、美術館でこれほど混雑したのは数年前に開かれた雪舟展以来ではないかと思う。
 こないだ観た葛飾北斎展や歌川広重展と比べると、若冲展は外国人の見学者が殆どいなかった。
 世界的にはまだマイナーなのかもしれない。
 あまり知られて欲しくない気もするが。

 観た後だからいえるが、行列にはうんざりしたものの、『動植綵絵』と『釈迦三尊像』は行列に並んででも観る価値はあると断言できる。

 大胆な構図や極めて鮮やかな色彩は勿論だが、動物の毛1本から魚の鱗1枚に至るまで細かく、しかも丁寧に書き尽くされた、異常とも思える筆致は必見。
 あんな絵を描く人間はどんな集中力(執念?)をしていたのだろうか。
 不自然な枝をした木々、そしてそれに被さった丸みを帯びた真っ白い雪、ど迫力な群れを成す雄鶏達、どこかポップな小鳥や魚・・・・・、異世界というか悪夢というか、強烈なイメージが心に焼き付けられる。
 『釈迦三尊像』の方もデカさと強烈な色彩、そして精密な1本1本の線によって醸し出される雰囲気が感動的。
 あの絵の前に立っていると、思わず手を合わせて拝みそうになってしまう。

 『動植綵絵』と『釈迦三尊像』が相国寺に一緒になるのは120年ぶりのことらしい。
 この機会を逃すと今度一緒に見られるのはきっと数十年先のことになるだろう。
 写真で見るのと実物と相対するのとでは全く印象が異なる。
 匂いというか雰囲気というか、気迫のようなものが若冲の絵から発せられていて、それは写真では分からない。
 そして真ん中に『釈迦三尊像』が鎮座し、その周囲に『動植綵絵』が連続して立ち並ぶ展示室の濃密な空気。
 場から醸し出される高いテンションは美術館というより大音量こそないがライブ会場のそれに近い。
 近くに住んでいる人は必ず観に行きましょう。

 奥山清行氏の講演『フェラーリと鉄瓶』も非常に濃い内容で個人的にかなり刺激を受けた。
 日本代表というより世界を代表するデザイナーの話を聞けたのは非常に運が良い。
 間近で見て実感したが、彼のような圧倒的な『個』は、本人の能力だけでなく、周囲の人間を知らず知らずのうちに影響を与え、自分色に染めていく発信力・伝染力も半端ではない。
 それは何か、脳神経に影響を与える特別なウイルスでも持ってるのか?と思えてしまうほどで、こういう不思議な力を持った人をカリスマというのだろう。
 講演の詳しい内容はまた後日に書こうと思います。

関連 相国寺 承天閣美術館
     奥山清行Offisial website
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by luchino001 | 2007-05-21 02:17 | その他

大徳寺 2

 今回は大徳寺にある『石』の特集。
 足元へ目を向けてみると、様々な技法で石が配列されていることに気づく。

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最後のこれは石ではなくて瓦ですね・・・。
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by luchino001 | 2006-07-20 22:42 | 京都・滋賀

大徳寺 1

 随分時間が経ちましたが、以前に閉鎖したブログにあった大徳寺の写真を復活させておきます。

 大徳寺は臨済宗大徳寺派の本山。
 仏教美術の宝庫で方丈庭園が好きな人にはたまらない寺院である。

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 龍安寺と比べて観光客でごったがえすことは比較的少なく、静かな心で庭園を味わえるのが嬉しい。

関連 大徳寺・高桐院
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by luchino001 | 2006-07-14 00:22 | 京都・滋賀

鞍馬寺

 先週、鞍馬寺へ行って参りました。

 唐招提寺を開いた鑑真和上の高弟、鑑禎(がんちょう)上人が、宝亀元年(770)、草庵を結び毘沙門天を安置したのがはじまりで、鞍馬弘教(天台宗から独立)の総本山である。

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 ケーブルカー乗り場。
 なぜか字が可愛い。
 敷地内は長い山道が続いているので徒歩で行くと疲れるが、ケーブルカーに乗ると由岐神社を通り過ぎてしまうので、行きか帰りのどちらかは歩く方がいいでしょう。
 由岐神社は大杉社や清水寺に似た床組みの様式で作られた拝殿(重要文化財!)があり、見所が多い。

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 マイナスイオンが充満しきっていて、どこを歩いても気持ちいい。

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 由岐神社にある大杉社(願掛け杉)。
 高さ53メートル、樹齢800年という御神木である。
 こういうビッグツリーを見ると無性に抱きつきたくなるのは何でだろう。


 鞍馬寺の近くには川床で有名な貴船神社があり、こちらも独特な神社で面白い。
 しかし、ここは丑の刻参りでも有名なので、夜中にいくことは冗談でもおすすめできない。
 友人Dによると、悪ふざけで仲間数人と貴船神社へ行ってみたら、心の底が凍りつく光景を目にしてしまったとか。

 鞍馬寺はこないだ行った仁和寺の庭園や、金閣寺のような立派な建物があるわけではないが、山の自然が豊かで、本当に天狗が出てきてもおかしくないと思えるくらいスピリチュアルな雰囲気がある。
 本殿のあるあたりまで上ると木々に閉ざされていた参道が突然開けて、素晴らしい景色が楽しめる。
 そしてさらに上っていくと、木々が重なり合うように生い茂り、濃厚な緑に包まれていく。
 その静寂感は怖くなるほどで、木々の間から通り過ぎる風の音が神秘的な雰囲気を醸し出していた。

 かなり長い距離を歩くことになるため、ハイキングするくらいの心構えで行きましょう。


 関連 鞍馬寺wikipwdia
      貴船、鞍馬
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by luchino001 | 2006-06-08 23:22 | 京都・滋賀

仁和寺

 前々回の記事で書いたように、世界遺産の仁和寺へ行って参りました。

 桜の春先や紅葉の秋は勿論だが、今頃の季節の京都もまた美しい。
 木々が鮮やかな新緑のグリーンに色づき、そこらじゅうで清涼感のある空気が駆け巡っていて、そんな健康的で爽やかな雰囲気に包まれて散策すると、どこまでもてくてくと歩いて行けてしまう。

 仁和寺は真言宗御室派の総本山で、常に皇室と密接な関係を持つ門跡寺院として格式を誇っている。また、遅咲きの御室の桜で名高い場所でもある。
 霊宝館にある数々の文化財(一木造の仏像が凄い!)、二王門、五重塔、金堂などの寺社建築、そして白川砂が敷き詰められた庭園など見所が満載で、全てを観て回るには2時間近くかかる。
 洛西には金閣寺、嵐山、竜安寺など超メジャーな観光スポットがあり、京都初心者はあまり足を運ばないと思う。
 それらと比べて仁和寺は知名度がやや低いが、足を運んで損することはまずない。
 観光客もそれらよりも格段に少ないので、建物や仏像の鑑賞に集中できるのもまたいい。


携帯のカメラで撮影した写真なので画質が悪いですがどうかご容赦を。

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 南庭、北庭どちらの庭園も非常に美しく、見とれてしまうことは必至。
 縁側や階段に腰を下ろし、何をするでもなくじっと眺める人もかなり多い。


関連 仁和寺公式サイト
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by luchino001 | 2006-05-06 00:43 | 京都・滋賀

ガスパール

 食べることをこよなく愛しているので、たまにはグルメネタを書きます。
 昨日、京都の中京区で人気のフレンチ『ガスパール』へ行って参りました。
 ここは日頃から一度食べてみたいと思っていた店である。
 ディナーが3700円~でありながら、アミューズ、前菜2品、お口休めのシャーベット、メイン、チーズ、デザート、ティーとプティフールという充実した内容で知られている。
 ランチは平日1000円~なので、お昼の御飯処としても使えるところもいい。

ディナー Aコース
・アミューズ   チーズの入ったグジュール(シューのようなもの)
・冷たい前菜  アルザス風 仔兎のゼリー寄せ エストラゴン風味
・温かい前菜  フォアグラのフラン ポルト酒ソース
・メイン      仔羊ヒレ肉のベーコン巻き バジル風味ソース
・デザート    グレープフルーツのプリン
・プティフール トリュフ(チョコレート) クッキー マカロン等 5種類

 普段、よく食事するのはラーメン(おっさんやな)、焼き鳥(かなりおっさんです)、イタリアン(意外にも大好き)が多く、かなり久々のフレンチでした。
 前菜2品とグレープフルーツのプリンは今までに食べたことのない味で、舌にかなりいい刺激を受けた。
 フォアグラのフランはムース状になっていて、温かいデザートのような感覚。
 グレープフルーツのプリンは独特の苦味がクセになる。
 これは発明品といってもいい味。
 輸入食材を採算ラインすれすれまで使用していると思われ、いいものを出来るだけ安く提供したいという意欲が感じられるところに好感が持てる。
 いい店です、また訪れようと思う。

詳しいメニューの内容と紹介
京都のレストラン案内
スーベニア
OL関西うまうま日記
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by luchino001 | 2005-11-14 22:46 | グルメ

丸善が・・・。

 梶井基次郎の『檸檬』で有名な、丸善京都河原町店が10月10日をもって閉店した。
 しまった。
 檸檬を店内に置きに行くのを忘れていた・・・・・。
 丸善には学生時代からずっとお世話になっていたので、思い出が沢山ある。
 
 丸善京都河原町店、長い間お疲れ様でした。
 今までどうもありがとう。 

 下記のリンクを拝見すると、閉店当日は檸檬を置く人が多数いたり、閉店の瞬間まで賑わっていたようです。

関連 小人閑居日記
    packriblog
    Heavenfall Specimen Making Room (仮)
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by luchino001 | 2005-10-13 01:12 | 思ったこと

大徳寺・高桐院

 コメントでロゴ写真についてコメントがあったので説明します。

 場所は大徳寺の高桐院。
 敷地から門までの長いアプローチが林になっており、非常に美しい場所である。
 春夏秋冬、季節によって色合いから匂いまでが異なるため、各々の季節に見られる景色を堪能することができる。
 当然、晴れた光の強い日や雨に木々が濡れた日でも、味わいは変わってくる。
 写真は新緑の5月に撮影したものだが、マイナスイオンが出まくっていた。
 秋の燃えるような紅葉の景色を見ると、かなり感動します。
 ただし、その分観光客が多くなって混雑してしまい、しんどい。

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 上4枚の写真は高桐院の内部です。
 大徳寺は以前、閉鎖前のブログに書いていたのですが、復元していません。
 写真は以前書いたときと同じものもあります。
 そのうち復元しようと思っていますので、気長にお待ち下さい。

関連 数寄にしませう。 高桐院の詳しい解説
    ぶらりと京都 秋の高桐院
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by luchino001 | 2005-08-15 13:18 | 京都・滋賀

JR京都駅ビル 2

 この駅ビルには、駅の他にホテル、百貨店、劇場、美術館などがあり、一つの都市としての機能が持たされている。
 そりゃあ、でかくもなります。
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このトラスの大空間をはじめて見たときは、かなり圧倒された。
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 ガラスのファサードも綺麗なんですが・・・。
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 やはり巨大な壁に見えてしまう。
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 様々なマテリアルが組み合わされて大階段の『谷の建築』がつくられている。
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by luchino001 | 2005-07-20 02:45 | 建築

JR京都駅ビル

 京都の玄関口であるJR京都駅ビルの写真を撮ってきました。
 設計者は原広司。
 この人の作品の解説や論文を読むと、本人ですら分かってんのか怪しい理論と難解な言語が撒き散らされており、読んだ後は、僕の頭脳では何がいいたかったのか理解できないことが多く、徒労感に襲われることがよくあった。
 その度に、この人は自分のために建築をやっているとつくづく思ったものだ。
 要するに、僕はあまり好きではないのです。
 
 この京都駅ビルはこの人の建築らしく、評論家などからは受けがいいのだが、地元の京都では吐き気がするほど嫌っている人がめちゃくちゃ多い。
 建築内部の大階段やコンコースは開放的で気持ちがよく、原嫌いの僕もかつてはそこでデートした経験もありかなり好きな空間なのだが、地元からこんなに嫌われている最大の原因は、高くそびえ、長く横に伸びたその形にある。

 京都でなければどんな大きさでどんな形であろうと何も問題はなく、素晴らしい建築でありえたはずだが、建てた場所が間違っていたのかもしれない。
 ガラスで覆われたファサードは空や街並みを映し出し、出来るだけ軽快な感じを出そうと試みているのはわかるが、建物のスケールが大きすぎて結局、巨大な壁にしか見えない。
 この建築からは京都らしさが素人目にはまったく感じられないことも大きい。
 とはいえ、京都らしさとは何なのかをはっきりと定義できるわけではないので、難しい問題ではある。

 賛否両論が渦巻く建築ではありますが、建築家を決めるコンペで原氏以外の人が勝ち、まったく違う建築が建てられていても、やっぱり京都人から嫌われているような気がするのは僕だけだろうか。
 京都に市民を納得させるような巨大建築を建てるのはかなり難しいと思う。

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 どでかいスケールの開放感は今までの駅にはなかったもので、写真映りもよく素晴らしいです。
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 このイサム・ノグチ(良くいいすぎた)みたいなオブジェは一体何なのか・・・。これも原氏の設計なのか?
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 この通り、評判は最低でもいい建築ではあるのです。
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by luchino001 | 2005-07-20 02:33 | 建築