だらだらと書いてます。


by luchino001
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金沢21世紀美術館

 前回に「明日にでも」と書いておきながら、めちゃくちゃ間が開いてしまった・・・。
 しかもコメントの返事も大幅に遅れてしまいました。
 大変申し訳ありません。

 金沢21世紀美術館は、妹島和世と西沢立衛のユニット『SANAA』によって設計された。
 この建築はべネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞し、世界的にも評価の高い彼等の代表作である。
 建物の四方にエントランスがあり、特別展のスペース以外は自由に出入りして作品鑑賞できるという、『まちに開かれた公園のような美術館』のコンセプトが画期的で、その狙い通り、老若男女を問わず近所の市民らしき人たちが憩ったり鑑賞したり待ち合わせをしたりおしゃべりをしていた。

 大きな円の中に幾つものボックスがランダムに置かれたようなプランになっているが、実はその箱の位置は気の遠くなるような果てしない模型の検討を経て、必然を伴って配置されたものだ。
 内部の視線の奥行き感と外部との空間的な繋がりはとても気持ちが良い。
 自分の地元にもこんな楽しい美術館があったらなぁーと、金沢市民が羨ましくなる建築だった。


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       SANAAらしい、ガラスを多用した透明感とひろがりのある内部。

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       外部の景観との視線の繋がりが凄い。人が内部を行き来すると、何とも説
       明し難い独特な空間になる。

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       内→外→内という構成と光の陰影によって、視線が奥へと導かれていく。

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       展示室。すりガラスの天井とトップライトによる自然光の明るさは優しくて非
       常に心地よい気分にさせてくれる。

 訪れた時には有料展示スペースでロン・ミュエック展が開かれていた。
 3mを遥かに超える裸の人形達は面白かったけれど、リアルすぎて気持ち悪かったです。
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by luchino001 | 2008-06-13 01:08 | 旅行

佐川美術館

 今年のゴールデンウィークは旅行と日本画三昧だった。

 佐川美術館は滋賀県守山市にあり、おそらく京都・滋賀あたりでは最も美しい美術館だと思う。
 ここで歌川広重展が催されていた。

 鏡のような水盤、長い切妻屋根、深い庇。
 気持ち良すぎる。
 保守的ともいえるデザインだが、それがどうした。
 良いものは良いのだ。

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by luchino001 | 2007-05-29 23:30 | 建築

大徳寺 2

 今回は大徳寺にある『石』の特集。
 足元へ目を向けてみると、様々な技法で石が配列されていることに気づく。

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最後のこれは石ではなくて瓦ですね・・・。
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by luchino001 | 2006-07-20 22:42 | 京都・滋賀

大徳寺 1

 随分時間が経ちましたが、以前に閉鎖したブログにあった大徳寺の写真を復活させておきます。

 大徳寺は臨済宗大徳寺派の本山。
 仏教美術の宝庫で方丈庭園が好きな人にはたまらない寺院である。

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 龍安寺と比べて観光客でごったがえすことは比較的少なく、静かな心で庭園を味わえるのが嬉しい。

関連 大徳寺・高桐院
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by luchino001 | 2006-07-14 00:22 | 京都・滋賀
 こんなニュースがありました。

五輪招致で建築家対決…東京・安藤氏、福岡・磯崎氏

 2016年夏季五輪開催地に立候補した東京都が、メーンスタジアムなどの基本デザインを建築家の安藤忠雄氏(64)に依頼したことがわかった。

 ライバルの福岡市は磯崎新氏(74)が制作総指揮者として開催計画をまとめており、五輪招致は国内を代表する大物建築家対決の様相になった。

 国内候補地は8月末に日本オリンピック委員会(JOC)理事らの投票で決定する。

 関係者によると、石原慎太郎都知事が面識のある安藤氏と会って基本デザイン作りを依頼、安藤氏から快諾を受けたという。

 都は既にメーンスタジアムを中央区の晴海ふ頭、メディアセンターを築地市場跡地(12年度に移転予定)、選手村を江東区の有明地区に建設し、残りは既存施設を最大限活用する計画を発表している。安藤氏には6月末の開催概要計画書提出に向けて、主要施設などのデザインを手がけてもらう考えで、近く基本構想や都側の要望を安藤氏側に伝えるという。

 安藤氏と磯崎氏はともに国際的に高い評価を得ている建築家だが、安藤氏が高卒後、欧米を放浪しながら独学で建築設計学を習得したのに対し、磯崎氏は東大大学院を修了し、建築界の重鎮・丹下健三(2005年死去)に師事して本流を歩み続けるなど、その経歴は対照的だ。

 福岡市は磯崎氏が中心となり、博多湾岸の3か所に競技施設を集中させ、イタリア・ベネチアのような水上都市をイメージした五輪後の再開発理念も盛り込んだ計画を決めている。

 「表参道ヒルズ」(渋谷区)などを設計した安藤氏が、五輪でどんな斬新なプランを示すかが注目される。

(2006年5月12日3時4分 読売新聞)



 建築家対決なんて書かれているけど、確かに2大巨匠ではあるが安藤氏はメインスタジアムの設計なのに対して磯崎氏は制作総指揮者という立場なので、対決というのとはちょっと違う。

 まあそれはいいとして、安藤氏はともかく、建築を学んでいない人で「磯崎新」という名前を聞いたことのある人はあまりいないのではないかと思う。
 業界的にはとてつもなく偉大な存在であるけれども、磯崎氏の建築はどうも素人受けしにくい(プロにも受けないときがある)ものが多いし、僕も建築より著作の方が好きだったりする。
 でもプロデューサー的な役回りをさせたなら、この人は本当に凄い。
 こういうことをやらせたら、彼にかなう人なんて日本にはおそらくいないし、個人的にもわくわくして想像を掻き立てられてしまった。
 全体の計画に建築家が関わらないと、ハコの設計だけ任せても、全体のまとまりが欠けて失敗してしまうような気がしてならない。
 もしも僕がJOC理事なら福岡に投票することでしょう。

 それにしても、政界とのパイプが太いためか、こういう時になるといつも安藤忠雄という名前ばかりが出てくる。もっと他にアイデアはないのか。
 安藤氏は還暦をとっく過ぎているにも拘らず、あまりに膨大な量の仕事をしているのでもっと若手に分けてあげて欲しい。
 正直なところ、彼による大きな建築はどれも空間が間延びしてしまっているような印象を受けてあまり好きではない。
 逆に中小規模の作品はかなり力強い空間のものが多く、非常に好きなのだが。
 まあ、建築が出来てしまえば、批判など名前でかき消されてしまうのは間違いない。
 あ、名前なら磯崎新もそれくらいの力はあるか。

 東京なら、伊東豊雄がいるでしょうに。
 近作では、福岡に作られたアイランドシティ中央公園の中核施設『ぐりんぐりん』は凄い。
 ガウディ顔負けのうねり具合が特に。
 柱と梁の構造の考え方から完全に開放されていて、中と外や上と下の区分が曖昧かつ連続したかたちは、非常に斬新なものとなっている。
 というのはあくまでも写真の印象で、実際はどうかというと生で見ていないので分からないが、友人達の話によれば欠点も多い作品らしい。
 壁が分厚すぎるとか、でかすぎるとか。
 しかし、勇気を持ってこんな新しい領域に踏み込んで変わり続けられるというのは尊敬に値する。
 興味のある方はGoogleでイメージ検索してみてください。

 あれ、話が脱線してしまった。
 とにかく、五輪候補地は大物建築家が絡んで面白くなりそうです。
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by luchino001 | 2006-05-12 20:28 | テレビ・時事・ニュース
遂に、というかやっと最終回。
引き続き、今回も牧野富太郎記念館です。

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 このバスタブのような物体には、雨が降って屋根に落ちた水が雨樋を通じて流れ込み、常に水で満たされる。
 その中には水生植物が植えられている。
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 ルーバー状のアプローチ。
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 寛ぐも良し、遊ぶも良しの自由な空間。 
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 ダイナミックなトラス構造の屋根の下で、遠足に来た子供達が弁当を広げて食べていた。
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 光と影の強いコントラストで劇的な空間を作る建築家は割といるけれども、こういう翳りのある柔らかな光を使える建築家は、あまりいないと思う。
 たしかに地味ではあるかもしれないが、緩やかな陰翳のグラデーションは空間を非常に心地よい、リラックスできるものへと仕立ててくれる。
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 こんなところで結婚の記念写真を撮っている人たちがいた。
 それともゼクシイなどの雑誌の取材だろうか。


 牧野富太郎記念館はこんな感じです。
 前回も書いたが、植物園としても非常にいい。
 記念館内の牧野博士に関する展示物は必見!
 こんなに魅力的な人生を送った人がいたのだと感動した。
 相方は展示物を隅から隅まで堪能し、ぼろぼろ涙を流していた。
 内藤廣はインタビューで、僕の建築なんかどうでもいいから牧野富太郎という人を多くの方に知ってもらいたいと言っていたが、今ならその気持ちがよく分かる。

 こうして最後の建築を観終わった後、帰途に着いたのだが、途中、高知と徳島の県境で土砂崩れがあり、通行止めで4時間ばかり足止めを食らって大変な目に遭った。
 結局帰宅できたのは夜中の3時である。
 高速で何度意識が飛びかけたことか。
 でもまあ、今思い返してみると、そこそこいい旅行だったかな。

 今度旅行するときは、もうちょっと計画をしっかり立てよう・・・・。

関連 牧野富太郎 ウィキペディア
    牧野富太郎記念館 本館 ARCHITECTURAL MAP
    牧野富太郎記念館 展示館 ARCHITECTURAL MAP
    内藤廣建築設計事務所
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by luchino001 | 2005-10-20 20:55
 旅の最終日。
 最後の建築巡りの目的地は、高知市の山中にある牧野富太郎記念館である。
 牧野植物園内にあり、この植物園もかなり良い。
 高知を訪れた際は、めちゃくちゃお薦めです。
 設計は内藤廣建築設計事務所。
 内藤廣は理論派で鳴らしているが、建築家の作品によくある、建物だけが先行してしまった寒々しさいうものが彼の作品にはなく、人間を置き去りにしないその優しさにとても好感を持っている。

 作品は地元の木材をふんだんに使用した建築で、弧を描いた複雑な形状の屋根が最大の特徴となっている。
 屋根の形が三次曲面のため、架構をつくる部材は、一つとして同じ寸法のものがないらしい。
 コンピューターと職人の高度な技術が共に揃わないと作りえない建築。
 現場はさぞかし大変だったと思うが、完成した時は相当感動したことでしょう。
 周囲の木々や植物に溶け込み、無理なく調和しているのも見落とせない。

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見た目にも分かるとおり、木々に埋まるような感じで高さは低く抑えられているが、山の斜面を利用して立体的な空間の部分もある。
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エントランスを抜けて入ると、広い中庭が目に入る。
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館内。屋根を形作る斜め梁がとても力強い。
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竹が雨に濡れてとても鮮やかに色づいていた。
陰影の使い方がめっちゃ上手いよなー、と感心してしまった。
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写真が眩しくなりすぎました、すいません・・・・。
ダイナミックな架構と広々としたデッキ。
ここでボーっと植栽を眺めているとかなり気持ち良い。

 その6に続く。
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by luchino001 | 2005-10-18 00:07 | 旅行
 前回の記事ですが、訂正する箇所があります。

> 僕自身、彼の作品を生で目にするのは初めてでかなり期待して行ったのだが、

 という箇所ですが、生で目にしたのは初めてではありません。
 うっかり忘れておりました。
 以前東京に旅行したとき、上野の法隆寺宝物殿に訪れたことがあります。

 そのときは谷口吉生なんて建築家の名前は知らず、「この建物キレーだな~」と単純に感動していた。

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 ガラスのカーテンウォールと水盤によって清冽な開放感を与えられたエントランスホールは、爽やかな心地にさせてくれます。
 建物も美しいけど、法隆寺に所蔵されていた宝物の数々も一見の価値あり。

関連 法隆寺宝物殿 ARCHITECTURAL MAP もっと写真を見たい方はこちら
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by luchino001 | 2005-10-11 20:54 | 建築
 今回の旅では、香川から高知へと入るルートを取った。

 初日は雨で、空が薄暗い。
 淡路から鳴門大橋を渡り高速で香川に到着すると、まずは高松で栗林公園近くにある讃岐うどんの名店『上原屋本店』にて、うどんを食べて腹ごしらえをすることにした。
 高松は思ったよりも都会で、駅前の中心地には巨大な商業ビルもあり活気があった。
 失礼だが、四国というと何となく田舎だという先入観があったが、見事に覆されました。すいません。

 で、順調に道に迷うことなく上原屋に到着して念願のうどんにありつけたのだが、食べてみると、つるつるっとしたのどごしと弾力のある強いコシがたまらない。
 つんのめるようにうどんをむさぼり、約2分で完食。
 値段も何とうどん一杯170円!ものすごいコストパフォーマンスである。
 あの旨さなら2玉食べれたなと少し後悔してしまった。
 おでんも食べたが、なかなかのうまさでかなり満足でした。

 香川には、直島の安藤忠雄による作品群や巨匠・丹下健三の代表作『旧香川県庁舎』などがあり、四国屈指の建築巡礼地といえる。
 その香川で僕が最も観たいと思っていたのが、谷口吉生設計の美術館『丸亀市猪熊弦一郎美術館』である。
愛称はMIMOCA(Marugame Inokuma-Gennichiro Musium of Contemporary Artの略)というらしい。
 谷口吉生氏は、コンペで勝ち取ったニューヨーク近代美術館(MoMA)増築が去年竣工し、世界中で話題になった、今、最も旬な建築家の一人。
 シンプルモダンの極致といえるほどの美しいミニマルなデザインと精密なディテールに定評があり、美術館建築の名手と言われている。

 目的の美術館のある丸亀市は、高松から車でだいたい30分くらい西へ行ったところに建っている。
 僕自身、彼の作品を生で目にするのは初めてでかなり期待して行ったのだが、それが自分の視界に入ったとき、その周囲の空気を引き締めるような存在感にただただ圧倒された。
 
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 10mはあろうかというとんでもなく深い庇が特徴。

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 庇の下には大きな立体作品が置かれている。

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 建物正面の壁に描かれた絵は、猪熊弦一郎氏の作品。

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 外壁は石のスレートだろうか。
 素材感が生かされていて、主張しすぎることなく周囲の景観と共存している。
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 エントランスもシャープでかっこいいです。

 美術館というと少し敷居が高い印象を持ちがちだが、ここの美術館は一味違う。
 単に作品を鑑賞する場としてだけでなく、この大きな庇の存在によって、普通の美術館では考えられないシーンを作り出せるのである。
 例えば雨の日はここで雨宿りができるし、デートの待ち合わせ場所にも使える。
 休日、散歩した時にここで一休みすることだってできる。
 駅前の立地を生かして、近隣の子供達を集めてアートに関するイベントを開いたり、集会を行う会場としても使えるだろう。
 屋外で市民の作品の展示会場としても使っても面白いんじゃないだろうか。 
 この建物をどう使うか考えるだけでも楽しくなってくる。
 要するにこの美術館は作品の展示だけでなく、芸術と市民との距離を近づけ、人が集まり憩うことができるのだ。
 こんな美術館が駅前にあるなんて、本当に羨ましい・・・。

 でも、はるばる遠いところからやって来たにもかかわらず、美術館は作品入れ替えのため、休館していた。
 あまりにショックで泣きそうになってしまった。
 内部の空間についても良い評判を聞いていたので、是非とも見学したかったのだが残念という他ない。
 必ず、また行きます。

 高松に戻ったとき、時間は既に7時を越えていたが、本屋に立ち寄って安いホテルを見つけ、無事にチェックインを済ませ、その日は終了。
 晩御飯は近くの居酒屋で、ビールと瀬戸内海の海の幸をたらふく頂いた。
 行き当たりばったりの旅は得意だけど、300キロを越える距離を車で走るとさすがに疲れ、泥のように眠りました。

 その2に続く。

関連 谷口吉生のミュージアム ため息が出るほど美しい写真
    MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎美術館のホームページ
    丸亀市猪熊弦一郎美術館 ARCHITECTURAL MAP
    フレンチブルのわんこそば
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by luchino001 | 2005-10-11 02:33 | 旅行

JR京都駅ビル 2

 この駅ビルには、駅の他にホテル、百貨店、劇場、美術館などがあり、一つの都市としての機能が持たされている。
 そりゃあ、でかくもなります。
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このトラスの大空間をはじめて見たときは、かなり圧倒された。
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 ガラスのファサードも綺麗なんですが・・・。
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 やはり巨大な壁に見えてしまう。
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 様々なマテリアルが組み合わされて大階段の『谷の建築』がつくられている。
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by luchino001 | 2005-07-20 02:45 | 建築