だらだらと書いてます。


by luchino001
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

タグ:美しいもの ( 21 ) タグの人気記事

07/06/11 19:28
e0022983_22565571.jpg



07/06/16 19:32
e0022983_2248545.jpg


随分前の写真。アップするのを忘れてました。
時期も時間帯も近いのに、空は全く異なる表情をしていた。
[PR]
by luchino001 | 2007-07-11 22:51 | その他

若冲展と奥山清行

 かなり久々の更新ですが、とりあえず生きております。

 昨日は濃い一日だった。
 午前は伊藤若冲の『動植綵絵』と『釈迦三尊像』を観るために相国寺へ足を運び、午後は国際交流会館へ移動して工業デザイナーの奥山清行氏の講演を聞いた。
 そして夜は良い噂で持ちきりの『レストラン レニオン』でフレンチを楽しんだ。
 ブルターニュ産の雛鳥、旨かったです。
 こんなに理想的な休日を送ったのはいつ以来だろう?
 まあそれはいいとして、若冲展の賑わいは凄かった。
 果てしなく繋がる行列を見たときは眩暈がしたが、美術館でこれほど混雑したのは数年前に開かれた雪舟展以来ではないかと思う。
 こないだ観た葛飾北斎展や歌川広重展と比べると、若冲展は外国人の見学者が殆どいなかった。
 世界的にはまだマイナーなのかもしれない。
 あまり知られて欲しくない気もするが。

 観た後だからいえるが、行列にはうんざりしたものの、『動植綵絵』と『釈迦三尊像』は行列に並んででも観る価値はあると断言できる。

 大胆な構図や極めて鮮やかな色彩は勿論だが、動物の毛1本から魚の鱗1枚に至るまで細かく、しかも丁寧に書き尽くされた、異常とも思える筆致は必見。
 あんな絵を描く人間はどんな集中力(執念?)をしていたのだろうか。
 不自然な枝をした木々、そしてそれに被さった丸みを帯びた真っ白い雪、ど迫力な群れを成す雄鶏達、どこかポップな小鳥や魚・・・・・、異世界というか悪夢というか、強烈なイメージが心に焼き付けられる。
 『釈迦三尊像』の方もデカさと強烈な色彩、そして精密な1本1本の線によって醸し出される雰囲気が感動的。
 あの絵の前に立っていると、思わず手を合わせて拝みそうになってしまう。

 『動植綵絵』と『釈迦三尊像』が相国寺に一緒になるのは120年ぶりのことらしい。
 この機会を逃すと今度一緒に見られるのはきっと数十年先のことになるだろう。
 写真で見るのと実物と相対するのとでは全く印象が異なる。
 匂いというか雰囲気というか、気迫のようなものが若冲の絵から発せられていて、それは写真では分からない。
 そして真ん中に『釈迦三尊像』が鎮座し、その周囲に『動植綵絵』が連続して立ち並ぶ展示室の濃密な空気。
 場から醸し出される高いテンションは美術館というより大音量こそないがライブ会場のそれに近い。
 近くに住んでいる人は必ず観に行きましょう。

 奥山清行氏の講演『フェラーリと鉄瓶』も非常に濃い内容で個人的にかなり刺激を受けた。
 日本代表というより世界を代表するデザイナーの話を聞けたのは非常に運が良い。
 間近で見て実感したが、彼のような圧倒的な『個』は、本人の能力だけでなく、周囲の人間を知らず知らずのうちに影響を与え、自分色に染めていく発信力・伝染力も半端ではない。
 それは何か、脳神経に影響を与える特別なウイルスでも持ってるのか?と思えてしまうほどで、こういう不思議な力を持った人をカリスマというのだろう。
 講演の詳しい内容はまた後日に書こうと思います。

関連 相国寺 承天閣美術館
     奥山清行Offisial website
[PR]
by luchino001 | 2007-05-21 02:17 | その他

チェーザレ・ボルジア

 あまりに感動したのでマンガを一つ紹介します。

 『チェーザレ 破壊の創造者』 惣領冬実 講談社
チェーザレ破壊の創造者 1 (1)






チェーザレ破壊の創造者 2 (2)






 ルネッサンス時代の英雄チェーザレ・ボルジアの生涯を描いた伝記モノ。
 チェーザレ・ボルジアはいわゆる夭折の天才で、その才能と冷酷さによりマキャヴェッリから理想の君主像として取り上げられた人物である。
 日本でいう織田信長のような存在だろうか。
 
 作品についてだが、まず、本の装丁が美しい。
 帯が付いていなければ一見しても漫画とは思えない。
 そして絵は、意図的に動きや速度をあまり感じさせない描き方で描かれ、いかにも絵画的な感じである。
 明暗の感覚が絶妙で、夜では蝋燭の仄かな明かりに照らされたかのような様子を思わせる建物内部の繊細な闇に感心してしまった。
 もはやこれは谷崎潤一郎並(嘘)。
 建築空間の豊かさは形よりも光や陰影と深い関係があるのだが、どうやらこの人はそれが分かっているらしい。
 少し脱線するが、日本の時代劇にいまいちリアリティを感じられないのは、照明が明るすぎるからだと思う。
 庇と縁側、障子によって室内に入る光の量をコントロールされた日本の家屋があんなに明るいわけが無いのだ。
 
 そして作品中に描かれた建築に注目!
 外観、内部共緻密に書き込まれており、建築史を学んだ人間が見ても勉強になる。
 インテリアの装飾の書き込みは半端じゃない。
 時代考証も徹底されていて、その時代の服装・生活様式・文化・社会事情が詳細に描かれており、ルネッサンス世界が完璧に作り上げられている。
 ミケランジェロの『最後の審判』『天地創造』が描かれていない頃のシスティーナ礼拝堂の天井には星が描かれていたのはちょっとした驚きだった。

 ストーリーは無論面白くないはずがない。 
 狂言回しの役回りのアンジェロが読者と世界観を共有させる手法は上手い。
 チェーザレは勿論だが、彼に影の如く付き従うミゲルの何と魅力的なことか。
 ミゲルがユダヤ人という設定も面白い。
 ドロドロの妹や弟との関係もどう描かれていくのか楽しみだ。
 あぁ、新刊が待ち遠しい。 

 氏がこの作品に掛けた時間と労力と情熱がいかに凄まじいかが伝わってくる。
 気迫とプライドがこれでもかと注ぎ込まれた渾身の作品です。
 単行本の価格が780円でも、刊行ペースが遅くても、文句は一切なし。
 大人が読むべき本物といって間違いないでしょう。

 関連 惣領冬実ホームページ
     wikipedia チェーザレ・ボルジア
[PR]
by luchino001 | 2006-11-05 02:18 | 音楽・本・映画

マジックアワー4

2006年 7月14日 5:15

e0022983_22565791.jpg


朝焼けもマジックアワーと呼んでいいのだろうか・・・・。




2006年 7月14日 19:10

e0022983_23103483.jpg

[PR]
by luchino001 | 2006-07-14 23:07

大徳寺 1

 随分時間が経ちましたが、以前に閉鎖したブログにあった大徳寺の写真を復活させておきます。

 大徳寺は臨済宗大徳寺派の本山。
 仏教美術の宝庫で方丈庭園が好きな人にはたまらない寺院である。

e0022983_024467.jpg
e0022983_0161269.jpg
e0022983_018983.jpg
e0022983_0183924.jpg
e0022983_0185747.jpg


 龍安寺と比べて観光客でごったがえすことは比較的少なく、静かな心で庭園を味わえるのが嬉しい。

関連 大徳寺・高桐院
[PR]
by luchino001 | 2006-07-14 00:22 | 京都・滋賀

マジックアワー2

 本日19時20分頃の空。

 
e0022983_23342511.jpg


 空が気持ち良いほどブルーだった。
 携帯で撮影したので解像度が悪いのはご勘弁を。
 写真をメールでパソコンに移すと明るくなるのは何で?
 本物はもっとブルーが濃くて綺麗です。

 電柱や建物が少なくて、視線を上げると大きな空がいつも広がっている。
 田舎もいいもんだ。



 追記
 マジックアワーのことを『ブルーモーメント』とか『ピンクモーメント』ともいうらしい。

 関連 戯言-tawagoto-
[PR]
by luchino001 | 2006-05-24 23:54 | その他

畠山美由紀、その魅力

 みなさん、畠山美由紀という女性ヴォーカリストを知っていますか?

 彼女はインディーズでありながら非常に高い人気を誇るPort of Notesのヴォーカルを担当していて、2001年にソロでもデビューした、知る人ぞ知る女性アーティストである。
 この1ヵ月間、4月の終わり頃に新作『リフレクション』が発売されたこともあって、その新譜とソロデビュー作『Diving into your mind』がほぼ毎日僕の部屋で流れているわけだが、あの艶っぽい低音が通るように響く心地よさは稀有だといっていい。
 曲はどれも全体的にスローでジャズやカントリーの影響を感じさせるものが多い。
 音の種類は控えめでシンプルな作りになっており、彼女の魅力である『声』が存分に味わえる。
 また歌詞や演奏も素晴らしく、かなり職人的な気質を感じさせる。
 世間では子供向けに作られた、ペラペラの音楽が大量に生産されているけれども、この人は邦楽にしては珍しい、大人でも存分に楽しめる懐の深い音楽を作っていて非常に貴重な存在だと思う。

 ノラ・ジョーンズやシャーデーが好きな方はとにかく必聴。
 ヒットチャートには無縁かもしれないけれど、短期間で陳腐化することがなく、長い期間に渡って付き合い続けられる音楽。
 とはいっても、やっぱりもっと売れて欲しいし、売れるべき音楽だと個人的には思う。
 レコード会社は世に売り出すべきアーティストの選択をもう少し考え直した方がいいんじゃないか。

 もし最初に聴くとするならば、名盤として名高い1stアルバムがオススメです。

Diving into your mind




リフレクション(DVD付)





Port of NotesのCDもおすすめ

Complain too much
Port of Notes / インディペンデントレーベル




Port of NotesDuet With Birds
Port of Notes / インディペンデントレーベル






関連 畠山美由紀Monday Chronicle  公式ブログです。
[PR]
by luchino001 | 2006-05-11 23:17 | 音楽・本・映画

仁和寺

 前々回の記事で書いたように、世界遺産の仁和寺へ行って参りました。

 桜の春先や紅葉の秋は勿論だが、今頃の季節の京都もまた美しい。
 木々が鮮やかな新緑のグリーンに色づき、そこらじゅうで清涼感のある空気が駆け巡っていて、そんな健康的で爽やかな雰囲気に包まれて散策すると、どこまでもてくてくと歩いて行けてしまう。

 仁和寺は真言宗御室派の総本山で、常に皇室と密接な関係を持つ門跡寺院として格式を誇っている。また、遅咲きの御室の桜で名高い場所でもある。
 霊宝館にある数々の文化財(一木造の仏像が凄い!)、二王門、五重塔、金堂などの寺社建築、そして白川砂が敷き詰められた庭園など見所が満載で、全てを観て回るには2時間近くかかる。
 洛西には金閣寺、嵐山、竜安寺など超メジャーな観光スポットがあり、京都初心者はあまり足を運ばないと思う。
 それらと比べて仁和寺は知名度がやや低いが、足を運んで損することはまずない。
 観光客もそれらよりも格段に少ないので、建物や仏像の鑑賞に集中できるのもまたいい。


携帯のカメラで撮影した写真なので画質が悪いですがどうかご容赦を。

e0022983_026214.jpg

e0022983_0265010.jpg

e0022983_0272457.jpg

e0022983_0274564.jpg

e0022983_0281221.jpg

e0022983_0284615.jpg

e0022983_0292631.jpg

e0022983_029417.jpg

e0022983_0422387.jpg


 南庭、北庭どちらの庭園も非常に美しく、見とれてしまうことは必至。
 縁側や階段に腰を下ろし、何をするでもなくじっと眺める人もかなり多い。


関連 仁和寺公式サイト
[PR]
by luchino001 | 2006-05-06 00:43 | 京都・滋賀

もう一つ、春の詩を。

 決算のシーズンはとっくに終わったはずなのに、どういうわけか、血尿が出そうなくらいまだまだ忙しい。
 殺す気か・・・・・。

 さて、今回も春の詩を紹介します。
 中原中也の次は萩原朔太郎なんていかがでしょう。
 作品にもよるが、中也の詩はどこか遠くから残響が響いてくるような感じだが(そんなところが天才的)、朔太郎のは映画や悪夢のように視覚的に感じる。
 下記の最初の詩はそういう匂いが比較的薄いものの彼の詩の多くは、麻薬なんかに手をつけなくともこの世界に存在しない、奇怪だけれど美しい幻を見せてくれる。



 ああ、春は遠くからけぶつて来る、

 ぽつくりふくらんだ柳の芽のしたに、

 やさしいくちびるをさしよせ、

 をとめのくちづけを吸ひこみたさに、

 春は遠くからごむ輪のくるまにのつて来る。

 ぼんやりした景色のなかで、

 白いくるまやさんの足はいそげども、

 ゆくゆく車輪がさかさにまわり、

 しだいに梶棒が地面をはなれ出し、

 おまけにお客さまの腰がへんにふらふらとして、

 これではとてもあぶなさうなと、

 とんでもない時に春がまつしろの欠伸をする。


                           ―萩原朔太郎 『月に吠える』所収 『陽春』 より




 ついでにもう一つどうぞ。




 私は私の腐蝕した肉体にさよならをした

 そしてあたらしくできあがつた胴体からは

 あたらしい手足の芽生が生えた

 それらはじつにちつぽけな

 あるかないかも知れないぐらゐの芽生の子供たちだ

 それがこんな麗らかの春の日になり

 からだ中でぴよぴよと鳴いてゐる

 かはいらしい手足の芽生たちが

 さよなら、さよなら、さよなら、と言つてゐる。

 おおいとしげな私の新芽よ

 はちきれる細胞よ

 いま過去のいつさいのものに別れを告げ

 ずゐぶん愉快になり

 太陽のきらきらする芝生の上で

 なまあたらしい人間の皮膚の上で

 てんでに春のぽるかを踊るときだ。


                     ―萩原朔太郎『蝶に夢む』 所収 『春の芽生』より
[PR]
by luchino001 | 2006-04-11 23:59 | その他

 桜も咲き始め、春が来たということですが色々書くのも面倒くさいので、中原中也の詩でもどうぞ。
 変換できないため、いくつかの文字は原文と異なる表記になってます。



 春は土と草とに新しい汗をかかせる。

 その汗を乾かさうと、雲雀は空に上がる。

 瓦屋根今朝不平がない、

 長い校舎から合唱は空にあがる。


 ああ、しづかだしづかだ。

 めぐり来た、これが今年の私の春だ。

 むかし私の胸打った希望は今日を、

 厳めしい紺青(こあを)となつて空から私に降りかかる。


                            ―中原中也 『春』 の一部より
[PR]
by luchino001 | 2006-04-06 01:42 | その他