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だらだらと書いてます。


by luchino001
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おっちゃんは何を思ってデザインしたか。

 大学の通信部建築科の講義を月一くらいの割合で受けている。
 建築・インテリアに関する勉強は一通り済ませているが、まだまだコンセプトワークに磨きをかけねばならないと痛感したことがあり、4月から仕事の合間を縫って受講していた。

 その講義に参加する人は様々な年代にまたがっていて、高校を卒業したての子もいれば60歳手前くらいの初老の方もいる。
 普段知り合えそうにない人と話すことができるので、なかなか楽しい時間である。

 その講義の最後に行われる課題の合評会で、気になることがある。
 40歳以上の男性はなぜか『人生』というコンセプトで作品を作る人が多いのだ。

 どえらいテーマであるけれど、建築は芸術ではない。
 はっきり言って『人生』というコンセプトではあまりに曖昧で主観が強すぎ、頑張って作品を作り上げても人には伝わらない、独りよがりなものになる。
 芸術ではないから、人に伝わらないものは作品としては良くない。

 バッサリと切ってしまったが、そりゃデザインの勉強を始めたばかりだから仕方がないというもの。
 しかし、この人たちは一体どんな人生をおくってきたんやろ?
 なんで今更建築の勉強を始めたのか?
 という興味はめちゃくちゃ湧いた。
 立体作品に『人生』というテーマを込めるほどの荒波を彼等は乗り越えてきたんだろうか?
 それとも40歳を超えると自然と人生について考えさせられるのか?
 いや、意外と何にも考えてなくて思いついただけなのかも。
 その辺の話を聞いてみたかったけど、聞けなかった。
 うーん、気になる。
by luchino001 | 2005-11-04 00:12 | 思ったこと