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だらだらと書いてます。


by luchino001
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トリノオリンピックについてあれこれ

 遂にオリンピックが終わってしまった。
 日本のメダルは1個でも自分的にはかなり楽しめた五輪でした。
 最も記憶に残った選手はハーフパイプのショーン・ホワイトと男子フィギュアのプルシェンコ。
 二人とも別次元の世界にいた。
 ショーン・ホワイトは1世紀に1人の天才とか言われているらしいが、そんな選手がいたにもかかわらず、日本がメダル独占か!?なんて煽っていた日本のマスコミは取材不足もいいとこだ。大本営発表みたいなお粗末さでした。
 きっと他国の選手に興味ないんでしょうね。
 まあそれに踊らされて期待した自分もちょっと恥ずかしかったりするわけですが。


 またもやカーリングのことを書きますが、男子の決勝も凄かった!
 女子にはないストーンのスピードと迫力がたまらない。
 ストーン同士がぶつかると、何かが炸裂したかのように激しく動いて弾き出されていく。
 本当に面白いスポーツです。
 ブームが去っても僕は密かにこのスポーツを注目し続けることでしょう。


 テレビでは誰もが予想していた通り、荒川フィーバーです。
 金メダルをとったことについて、呆れるほどに後付けの理由を並べ立てて褒めちぎっている。
 母の愛、村主へのライバル心、かつての栄光、挫折と苦悩、など。
 酷くかつ無駄に感傷的な民放の手法に僕は耐えられない。
 荒川選手の技術点がトップだったことには触れても、何の技術が、どう凄いのかについて説明していたのは、僕が観た番組の中ではNHKだけだ。
 何度も同じことを書いてるけど、書かずにおれません。

 テレビではタラソワ前コーチを暗に無能な指導者ということにしたい意図を感じるが、荒川選手が前シーズン不調だったのは新しいスケート靴がうまくなじまなかったことに大きな原因があって、コーチが無能だったからとは必ずしもいえない。
 でもそんな面白くない理由を荒川バブル絶頂のテレビが取り上げるはずもなく、ただ単に不調だったということで片付けている。
 彼女がタラソワにコーチを依頼したのは、どうせフィギュアを続けるのならより高いスケート技術で演技をしたいからだ、というようなことを去年の情熱大陸で本人が言っていた。
 今回の五輪で高い技術点を獲得できたのはモロゾフコーチだけの手腕だけでなく、意見の食い違いはあったもののタラソワ前コーチの功績も少なからずあったのだと思う。
 そういえば、荒川選手のSPを終えたときにタラソワらしい人が一瞬映ったように見えたのだが、僕の見間違いだろうか?


 全体的に成績が良くなかった日本ですが、バンクーバーまでに冬季のナショナルトレセンができるので次回はもう少し選手強化に力が注がれるでしょう。
 ただしスケート競技限定らしいですが。
 しかしそろそろ日本も企業スポーツに依存する形式ではなく、ヨーロッパのようなクラブスポーツ形式に変えていったほうがいいでしょうね。
 学生を終えたらメジャースポーツのトップ選手以外は引退するしか道が残されない、というのは、選手層ということを考えても社会のあり方として考えてももあまりいいことといえないですから。
by luchino001 | 2006-02-28 01:46 | スポーツ