だらだらと書いてます。


by luchino001
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サッカー日本対ドイツ戦の感想、将来への道づくりをしなかったこと

 思わぬ善戦!?でマスコミが騒ぐこととなった試合だが、去年のコンフェデレーションズカップ以来のいい内容だった。
 しかしドイツと引き分けてよかったで終わらせてはいけないのである。
 所詮は調整と確認を兼ねたテストマッチでしかない。
 試合後、アナウンサーが高原に対して能天気な質問をしているのを観て少々苛立ってしまった。
 2点差もあったのに勝てなかったのは本番では絶対あってはならない。
 幸い、インタビューではどの選手も冷静で浮かれた様子はなかったので(当たり前だが)安心した。

 失点はいずれもハイボールに競り負けたことが原因。
 これを今から克服するのは難しい。
 仮にDFの宮本か坪井を茂庭に入れ替えれば多少はマシにはなるだろうが、それでも根本的な解決とはいかず、本番でもこの点で苦労することは間違いない。
 ワールドカップ本番では、オーストラリアとクロアチアは、ロングボールの多用とマークの仕方が甘いアレックスのサイドを徹底的に突いてくるはず。
 アレックスの「ぬるい」守備は見ていて本当に怖い。どうなることやら・・・。

 そしてこの試合でもそうだが、突然集中が途切れて中途半端なマークやパスをしてしまい、あやうく失点してしまいそうになるシーンがよくあり、 余計な失点を減らすためにはとにかく気の抜いたプレーをしないことこそが一番効果的なのだと思う。

 一方で収穫も多かった。
 本番を前にして、後半は「本気」のドイツと戦うことができたのは良かった。
 ドイツの体格を生かした質実剛健サッカーは、似たタイプのオーストラリアやクロアチアよりも明らかに迫力で勝っているので、あれを体感できたのはいい経験になったはず。
 体のぶつけ方やハイボールに飛び込んでいく力強さはJリーグとは比べ物にならず、DFは気が引き締まったのではないか。
 日本のFW陣も予想に反していい動きをしていた。
 シュートが下手なのはもうあきらめているが、中田・中村らと連携してチャンスを多く作り出していたのは評価できる。
 今までは『選手の自主性を尊重する』といい、その実態は無秩序でバラバラで停滞しきった酷いサッカーとなっていたが、この試合はそれまでとは違い、選手達の頭の中で『同じ絵が描ける』ようになり始めているのではないかと感じた。
 得点した高原が良かったのは当然として、大黒もなかなか危険な匂いを出していたので期待できるはず。

 正直、冷静に比較すれば、今回のワールドカップで予選リーグを突破する可能性はあまり高くない。
 テレビでは相変わらず楽観論が目立つが、下手すれば1点も取れないまま終わってしまうこともありうると思っていた。
 しかし、今までの停滞サッカーじゃなく、この試合のような積極的にリスクチャレンジするサッカーを維持できれば、ひょっとしたらひょっとするのかもしれない。
 ただし、リードしているときの試合終盤は、選手交代も含めてもう少しセーフティーにして欲しいもんだが。

 まあどう評論家ぶっても、自分としては代表がどうであろうとテレビを観ながら必死こいて応援するしかないわけです。



 話は大きく変わるが、小笠原に出番はあるのだろうか。
 中村俊輔よりも少ない彼の運動量は問題です。
 僕なら彼を選ぶくらいなら2010年を見据えて松井大輔や長谷部誠を選ぶが、現日本代表監督は将来の日本のことをカケラも考えていないようだ。
 結局、ジーコは若い選手を自ら育てることなく、トルシエの育て上げた選手を消費するだけで終わってしまうことになった。

 ドイツには21歳のシュバインシュタイガーやポドルスキがいる。
 韓国では松井と同世代の朴智星が既に代表の中心選手である。
 アルゼンチンのメッシにいたってはまだ18歳だ。
 日本代表は明らかに特定の世代に選手が偏りすぎていて、今回はともかく、経験不足の選手が中心となる次の代表は、2010年への道のりが非常に厳しいものとならざるを得ない。
 もしも経験不足ということでアテネ五輪世代が中心になれなければ、一時のポルトガル代表やジュビロ磐田のように世代交代が失敗して問題はより深刻化してしまう。
 次の代表監督は非常に難しい仕事をやらねばならなくなってしまったが、一体誰がそのポジションに就くことになるのだろう。
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by luchino001 | 2006-05-31 22:50 | スポーツ